故人をお見送りする。

刃物でリラックスを売る男

お婿さん理容師の白石俊之です。


今日は大切なおなじみさんを
お見送りして参りました。

晩夏の空

週末にお噂は耳にし
覚悟は決めていました。

毎月キチッとアイロンパーマを
当てに来て下さっていた
あの方はもういらっしゃいません。


思えば先代から店を引き継ぎ
拙い技術で不安だったあの頃から
何も言わず身を委ね
文句の一つも無くのご来店は
まるで私の成長を願う
三人目の父のようでした。

掛かりにくい髪との格闘。

不調なお身体への寄り添い。

微々たる支えでしたが
それが精一杯でした。


夕方の通夜の席には
笑顔の遺影や多くの写真が。

参列者も多く
お人柄が偲ばれます。


妻と少し思い出話をし
気分転換の散歩でも
故人とのあれこれを思い出します。


こんな感情は初めてです。

寂しい。


本当に寂しいのです。


私のポリシーとして
出しゃばらずに故人を偲び

日を改めてご挨拶に伺いたいです。


20年間毎月お通い下さった
お姿を思い出しながら
「いつもの」ように店に立ちます。


今頃は亡父と笑いながら
酒を酌み交わしているでしょうね。


心よりご冥福をお祈り申し上げます。

ありがとうございました。


明日から通常営業です。
また朝のご挨拶を申し上げます。

おやすみなさい。


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2019年8月20日