27年で変わった「お客様の髪・頭皮」の変化と対応。
静岡県榛原郡吉田町で、理容師を続けて27年。

同じお客様の髪を、何十年も見続けてきました。
20代だった方が40代になり、40代だった方が60代になる。
その変化を、理容椅子の前で見てきました。
白髪の相談の仕方も、頭皮の状態も
髪型への要望も、少しずつ変わっていきます。
変わらないのは、「いつもの」を一緒に更新していく、という姿勢だけかもしれません。
今回は、27年間で実感してきたお客様の髪と頭皮の変化と
静岡・吉田町の理容白石がどう対応してきたかを、Q&Aでお伝えします。
Q1. 白髪についての相談は、どう変わりましたか?
A. 「隠す」から「付き合う」へ、考え方が変わってきたと感じています。
以前は、白髪をどう隠すかという相談が多くありました。
今は、白髪は生えてくるものだからと
無理に隠さない方法を選ぶ方が増えています。
・白髪染めをやめる
・染める頻度を減らす
・白髪を活かしたスタイルにする
そういった選択をされる方が、確実に増えました。
無理に隠すことをやめると、髪への負担も減ります。
その分、髪質や頭皮の状態が落ち着いてくることも少なくありません。
Q2. 薄毛の相談には、どう向き合っていますか?
A. 解決策よりも、まず共感と後押しを求めていると感じています。
薄毛には、抗えない部分があります。
お客様自身もそれをわかっていながら、それでも何かを求めて話してくださる。
解決策を求めているというより、共感してほしい
後押ししてほしい、という感覚がある。
そう受け取るようになってから、返し方が変わりました。
無理な提案をするより、今ある髪をどう活かすかを一緒に考える。
その姿勢が、長く通い続けていただける関係につながっていると思っています。
Q3. 頭皮トラブルで、特に増えていると感じるのはどんなものですか?
A. 脂性による頭皮荒れを、特に多く感じます。
乾燥・かゆみ・脂性。
さまざまな頭皮トラブルがありますが
27年で特に増えたと感じるのは、脂性による頭皮荒れです。
施術の中で必ず確認するようにしていることがあります。
「シャンプーのとき、頭皮へ直接シャンプー剤をこすりつけながら泡立てていませんか?」
頭皮に直接シャンプー剤を擦り込んでしまうと
毛穴をシャンプー剤が塞ぎ、シャワーで流し落としにくくなります。
それを遠因とした頭皮トラブルが生じやすくなります。
防ぐためのポイントは、次のふたつです。
・シャンプー剤を一度手にとって、軽く泡立ててから髪や頭皮へ塗布し、さらに泡立てる
・シャンプー剤が残らないよう、しっかりめにすすぐ
何気ない洗い方の習慣が、頭皮トラブルの原因になっていることがあります。
Q4. 髪質そのものの変化として、感じていることはありますか?
A. 髪が細くなったことで、くせが出始める方が増えています。
加齢とともに髪が細くなるのは、自然な変化です。 ただ、髪が細くなることで
これまでなかったくせが出始める方が増えてきました。
くせが出ると、スタイルが収まりにくくなる。
そこで当店が重視しているのが、その方のくせに合わせたスタイルの収まりです。
くせを無理に抑えるのではなく
くせと付き合いながらまとまるスタイルを提案する。
髪質の変化に合わせて、スタイル自体を見直すことが大切だと考えています。
Q5. 加齢とともに、髪型の要望はどう変わってきましたか?
A. 「手入れをなるべく省きたい」と「こまめに小綺麗にしていたい」が、同時に増えています。
一見すると矛盾するように見えますが、これは両立します。
なるべく短くカットして、日々のスタイリングに手間をかけたくない。
でも、老いたからこそ、こまめに通ってきちんとしていたい。
この二つが重なった要望が、特に増えてきたと感じます。
手入れが楽で、かつ小綺麗に見えるスタイルを作ること。
そのためのカットの精度が、以前にも増して大切になっています。
Q6. ケア理容師の資格は、どんな場面で役立っていますか?
A. 高齢によって動作に衰えが出ているお客様の補助と、介護に関わる会話の場面で役立っています。
2008年にケア理容師の資格を取得しました。
施術の中で、立ち上がりや姿勢の維持が難しくなってきたお客様がいます。
そういった場面での補助を、資格と知識をもとに行えることは
一人で営業している当店にとって大切な対応力です。
もう一つは、介護に関わる会話です。
私自身が介護世帯でもあり、これまで3人の親族を看取ってきました。
その経験から、介護制度のことや、日々の心得について
お客様やご家族からご相談をいただくことがあります。
資格と、自身の経験。
その両方が、理容椅子の前での会話に活きています。
まとめ:27年で変わった髪・頭皮への対応
- 白髪:「隠す」から「付き合う」へ。無理に隠さない方法を選ぶ方が増えた
- 薄毛:解決策より、共感と後押しを求めている感覚がある
- 頭皮:脂性による頭皮荒れが増加。シャンプー剤の泡立て方とすすぎの見直しが有効
- 髪質:髪が細くなることでくせが出始める方が増え、くせに合わせたスタイルの収まりを重視
- 髪型の要望:「手入れを省きたい」と「こまめに小綺麗にしていたい」が同時に増えている
- ケア理容:資格と介護の実経験が、補助と会話の両面で役立っている
27年で変わったのは、お客様の髪だけではありません。
相談の内容が変わり、求められるものが変わり
私自身の対応も変わってきました。
変化に気づき続けること。
それが、長く通い続けていただける理由のひとつだと思っています。
静岡県吉田町・理容白石は完全予約制・一人営業です。
髪や頭皮の変化について気になることがあれば
施術の中でもお気軽にご相談ください。
ご予約・ご相談は、お電話または公式LINEにて承っています。
noteへも違う切り口で書いています。
理容白石 店主 白石俊之が執筆しました。

同じお客様の髪を、何十年も見続けてきました。
20代だった方が40代になり、40代だった方が60代になる。
その変化を、理容椅子の前で見てきました。
白髪の相談の仕方も、頭皮の状態も
髪型への要望も、少しずつ変わっていきます。
変わらないのは、「いつもの」を一緒に更新していく、という姿勢だけかもしれません。
今回は、27年間で実感してきたお客様の髪と頭皮の変化と
静岡・吉田町の理容白石がどう対応してきたかを、Q&Aでお伝えします。
Q1. 白髪についての相談は、どう変わりましたか?
A. 「隠す」から「付き合う」へ、考え方が変わってきたと感じています。
以前は、白髪をどう隠すかという相談が多くありました。
今は、白髪は生えてくるものだからと
無理に隠さない方法を選ぶ方が増えています。
・白髪染めをやめる
・染める頻度を減らす
・白髪を活かしたスタイルにする
そういった選択をされる方が、確実に増えました。
無理に隠すことをやめると、髪への負担も減ります。
その分、髪質や頭皮の状態が落ち着いてくることも少なくありません。
Q2. 薄毛の相談には、どう向き合っていますか?
A. 解決策よりも、まず共感と後押しを求めていると感じています。
薄毛には、抗えない部分があります。
お客様自身もそれをわかっていながら、それでも何かを求めて話してくださる。
解決策を求めているというより、共感してほしい
後押ししてほしい、という感覚がある。
そう受け取るようになってから、返し方が変わりました。
無理な提案をするより、今ある髪をどう活かすかを一緒に考える。
その姿勢が、長く通い続けていただける関係につながっていると思っています。
Q3. 頭皮トラブルで、特に増えていると感じるのはどんなものですか?
A. 脂性による頭皮荒れを、特に多く感じます。
乾燥・かゆみ・脂性。
さまざまな頭皮トラブルがありますが
27年で特に増えたと感じるのは、脂性による頭皮荒れです。
施術の中で必ず確認するようにしていることがあります。
「シャンプーのとき、頭皮へ直接シャンプー剤をこすりつけながら泡立てていませんか?」
頭皮に直接シャンプー剤を擦り込んでしまうと
毛穴をシャンプー剤が塞ぎ、シャワーで流し落としにくくなります。
それを遠因とした頭皮トラブルが生じやすくなります。
防ぐためのポイントは、次のふたつです。
・シャンプー剤を一度手にとって、軽く泡立ててから髪や頭皮へ塗布し、さらに泡立てる
・シャンプー剤が残らないよう、しっかりめにすすぐ
何気ない洗い方の習慣が、頭皮トラブルの原因になっていることがあります。
Q4. 髪質そのものの変化として、感じていることはありますか?
A. 髪が細くなったことで、くせが出始める方が増えています。
加齢とともに髪が細くなるのは、自然な変化です。 ただ、髪が細くなることで
これまでなかったくせが出始める方が増えてきました。
くせが出ると、スタイルが収まりにくくなる。
そこで当店が重視しているのが、その方のくせに合わせたスタイルの収まりです。
くせを無理に抑えるのではなく
くせと付き合いながらまとまるスタイルを提案する。
髪質の変化に合わせて、スタイル自体を見直すことが大切だと考えています。
Q5. 加齢とともに、髪型の要望はどう変わってきましたか?
A. 「手入れをなるべく省きたい」と「こまめに小綺麗にしていたい」が、同時に増えています。
一見すると矛盾するように見えますが、これは両立します。
なるべく短くカットして、日々のスタイリングに手間をかけたくない。
でも、老いたからこそ、こまめに通ってきちんとしていたい。
この二つが重なった要望が、特に増えてきたと感じます。
手入れが楽で、かつ小綺麗に見えるスタイルを作ること。
そのためのカットの精度が、以前にも増して大切になっています。
Q6. ケア理容師の資格は、どんな場面で役立っていますか?
A. 高齢によって動作に衰えが出ているお客様の補助と、介護に関わる会話の場面で役立っています。
2008年にケア理容師の資格を取得しました。
施術の中で、立ち上がりや姿勢の維持が難しくなってきたお客様がいます。
そういった場面での補助を、資格と知識をもとに行えることは
一人で営業している当店にとって大切な対応力です。
もう一つは、介護に関わる会話です。
私自身が介護世帯でもあり、これまで3人の親族を看取ってきました。
その経験から、介護制度のことや、日々の心得について
お客様やご家族からご相談をいただくことがあります。
資格と、自身の経験。
その両方が、理容椅子の前での会話に活きています。
まとめ:27年で変わった髪・頭皮への対応
- 白髪:「隠す」から「付き合う」へ。無理に隠さない方法を選ぶ方が増えた
- 薄毛:解決策より、共感と後押しを求めている感覚がある
- 頭皮:脂性による頭皮荒れが増加。シャンプー剤の泡立て方とすすぎの見直しが有効
- 髪質:髪が細くなることでくせが出始める方が増え、くせに合わせたスタイルの収まりを重視
- 髪型の要望:「手入れを省きたい」と「こまめに小綺麗にしていたい」が同時に増えている
- ケア理容:資格と介護の実経験が、補助と会話の両面で役立っている
27年で変わったのは、お客様の髪だけではありません。
相談の内容が変わり、求められるものが変わり
私自身の対応も変わってきました。
変化に気づき続けること。
それが、長く通い続けていただける理由のひとつだと思っています。
静岡県吉田町・理容白石は完全予約制・一人営業です。
髪や頭皮の変化について気になることがあれば
施術の中でもお気軽にご相談ください。
ご予約・ご相談は、お電話または公式LINEにて承っています。
noteへも違う切り口で書いています。
理容白石 店主 白石俊之が執筆しました。















